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6Nov2018

fruit water

香港在住の中医、楊さちこ先生の新著『フォンダンウォーター』発売。フルーツ漢方で手軽に美味しく健康に美しくという美容レシピ(+ところどころに散りばめられた香港食エッセーもとても楽しい)本です。

西原理恵子(×佐藤優)の新潮連載「とりあたま事変」で(確か、さくらももこ先生追悼の回に)小学館の仕事をするのはイラストレーター・マンガ家にとってありがたいこと、とあったので、なんだか階段上れた気分です。

10年前、「イラストレーターとかなってみたいけど(、大学の仕事もあるしね)」みたいに冗談で言っていました。なんとなく逃げ道を作っておきたいから(あと安定を手放せなくて)冗談にしてたんだと思います。でも、他人にではなく自分に、冗談ではなく本気で言い続ければ(何歳でも)なれるんだ!とちょっと感無量。

さちこ先生に 頂いたお守りは、私の中では仕事運のお守りにして、お財布に大事に入れています。

こちらは昨日京都に来られていた(この本の)編集者、戸沼侚子さんに頂いた、青森りんご。香りが全然違う!すでに3つ食べました。青森県民は本当にリンゴ6-8種くらいは普通に見分けられるそうです。

『美的』の編集長もされていた方なので、美容・健康の話も面白かった。私は地味なオタク系で、人前でプレゼンをしたりする仕事でもないので、ファンデーションも月に1度も塗らないくらいなのですが、基礎化粧品だけは異様に好きで、アラサーの頃はVOCE美的MAQUIAのどれか、最近は付録目当てでGLOWか&ROSYをついつい買っています。付録のほとんどはメイク品だから結局使わないことも多いのに、だからこそ(付録だし、ミニサイズだしいいかと)買ってしまう…。

でもアラフォーの今必要なのは、化粧品より先に健康!そして食べ物はやっぱり大事。コレステロールが中性脂肪がという数値ではなく、「楽しく美味しく食べる」のが一番いいのではと思います。本当は糖質カットもグルテンフリーもしてみたいけれど、「時が来ればするかもしれないけど、今そう出来ない自分を責めることもないかな」と思うようになりました。

というのは、小池龍之介さん(僧侶)が、「体にいいもの(だけ)を食べたい、というのも『執着』。本当はコンビニのおにぎりだって美味しい」と言っているのを読み、それが今急に「そうだ」と思えたからです(参照=https://www.minnanokaigo.com/news/special/ryunosukekoike2/page2/)。
「オーガニック無添加にこだわりたい」という時点で「執着」「煩悩」「欲」が生まれている、なので苦しむことになる、というのは確かにそうです。

(さらに、地産地消でないオーガニックは全くエコではありません。香港のエクスパットたちがわざわざ欧米や日本から空輸された野菜・果物・卵・豆腐などを求めるのは、飛行機=大気汚染という点を見てみないふりをしたダブルスタンダード。といっても私もどうしてもイチゴが食べたくなって、香港のスーパーでアメリカ産か韓国産のを買ってしまっていたのですが←種と葉が大きく、薬ぽくてあまり美味しくないのに、福岡産を買う余裕もなく…。)

話を戻すと『フォンダンウォーター』の著者、さちこ先生はとても楽しく前向きで風水的にもどんどん福を呼んで来るような方です。漢方医ご夫婦なので、医食同源・健康第一を説かれてはいるのですが、香港在住なので外食もテイクアウトも否定されないし(ちなみに香港の外食には結構な割合で味精が添加されています)、この本を読んでいても、ガチガチに決まりのあるスパルタ自然派などでもなく、気楽に美味しく楽しく頑張って毎日を過ごすのが一番健康、と思えました。

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