year of the pig
北野天満宮 kitano-tenmangu (worships Sugawarano Michizane, god of academics), now with big ema wooden panel with wild boar 🐗- 2019 zodiac.
Last time when it was the year of the boar, I was in Hong Kong. And I was surprised to know that in the original Chinese zodiac 猪 was not wild boar but pig.
北野天満宮に行きました。去年ここで菅原道真公のバックアップの得られる「受験用鉛筆」を求め、お友達のお子さんに送ったところ、偏差値69の中学校に合格されたのことで(もちろんその子の3年間に及ぶ並みならぬ努力あってのことですが!)、もし今後うちで何か受験することがあったら、ここの鉛筆を買おうと思っています(一応キリスト教徒だけど…)。
境内のあちこちには神聖な牛さんの像があり、頭をなでさせてもらって回ります。今回感動したのは、複数の牛さんの首に、「龍□君が看護学校に合格しますように、母」という赤いフェルトが巻き付けられていたこと。また、同じ男の子のための同じ合格祈願で、「(同上、)祖母」というのもありました。しかも、どれも参拝した日が違う。
ジェンダーバイアスかもしれませんが、看護と言うのは現実的に言って今なお女性メインな分野です。そこへ向かって、おそらくまだ未成年の男の子が強い意志を持って勉強しているんだ、と思うだけすでに胸が熱く、さらに家族が別々の日に何度も合格祈願に来ていると思うと、もう全然関係ないのに涙が…!部外者ですが、龍ちゃんも、他の受験生の皆さんも、頑張って下さい。
ところで、天満宮の門には大きな絵馬が掲げられ、来年の干支であるイノシシが描かれていました。
そういえば前回の亥年には香港におり、町中がピンクの豚さんの絵であふれていたのを思い出しました。そうです、豚!多くの国・文化圏で、あまり洗練されたイメージではない、豚。
でも周大福(宝石店)の店頭などにはうやうやしく「黄金の『猪』(豚)アクセサリー」が並んでいたので(しかも、スタイリッシュにデフォルメされた豚ではなく、どちらかというと麥兜的なアニメのような…「これを首にかけたら、かなり重いだろうな」というサイズのネックレスも!もちろん、ひと財産的なお値段)、香港の人にとっては他の干支と同様、たとえ豚であっても「おめでたい」モチーフなのだと分かりました。
そして、豚年というのは子供を産むのに運のよい年とのこと。私が香港に住んでいた間でいえば、その豚年よりも龍年(辰年)が更に衝撃的で、新聞でも何度も取り上げられ、街を歩けば妊婦さんだらけのベビーブームでした。
(「龍の子は強運の持ち主」と言われるが、過酷な小学受験時にもし皆が強運だとしたら合否はどうなるのか?とか、小学受験が怖いから、予定日からほんの数日遅れて翌ヘビ年に生まれてくれた方いいと切実に願う夫婦、といった記事が続いていました。
ちなみに、ふだんの香港は日本どころではない少子化社会にも関わらず、基本、「近所の公立小に入りたくても全員4歳で受験」しないといけないので、「幼稚園」的なところでは2歳半から漢字、3歳から算数を習い、激化する小学受験に備えます。)
もうあれから12年、早いです。あれから何も勉強・成長してない気がしますが、北野天満宮で多々合格祈願をする人たちを見て、「今のままでいいんだ」ばかりでも(向上心が無くて当たり前の、忙しさに流されているだけの毎日では)いけないのかな、と思ったりもしました。でもまぁ、まずは健康第一で!