tokyo summer
I went to Tokyo, just for 24 hours. It’s just so different from any other cities/places in Japan!
短く東京に行ってきました。特に自分は何の用事もなかった旅だったのですが、でも考えたら京都でも、特に自分自身には「何の用事」もないような気がする…?
短く出かけるのもまあまあ疲れました。でも、もし長く出かけても良いと言われたら、長く家をあけるのもなんだか気が引けます。
というのは、古い木造家屋に住んでいるので、やむを得ず自然と共生(?)しているからです。自然=微生物(端的に言うと、カビ)・虫(同、シロアリに【ゴ】他)・小動物(可愛く聞こえるかもしれないが端的に言うと【ネ】他)。
彼らの侵入・浸食に日々目を光らせ、(この数年の試行錯誤で【ネ】に最も効くと私が思う、しかし火災リスクがあるのでずっとは使えない)蚊取り線香を焚いたり『最後の晩餐』(←ネーミング‼)を設置したり片付けたりしてどうにか凌ぐ日々だから。
長く家を空けるとこの家が彼らの住まいになっている可能性があり、そう考えるだに怖ろしく、それにせっかく種から発芽させた小さな梅の植木鉢やY先生からの形見の小さなもみじの植木鉢を枯らせたら後悔するだろう、と心配事が尽きません(ええと家は私に安らぎを与えてくれる器ではなかったの?なぜ家屋は私にこんなに心配をかけてくるの?)
(Jiyu-gakuen Myo-nichi kan, 1921, Frank Lloyde Wright and Arata Endo)
でも、久しぶりに旅に出てよかったことはまず、京都より涼しい(ように思えた)!それから自由学園明日館(フランク・ロイド・ライト&遠藤新)を外からだけでも見学できた。本当に、本当に素敵♥池袋は「京都の夜の木屋町を100倍にしたようなところ」とも聞いて身構えていたけれど、明日館とその周囲の(ふつうの)家々のかわいさといったらもう大変!
(Tokyo University Hongo Campus Reppin-kan, 1926)
同じく戦前の建物と言えば初めて東大本郷キャンパスにも入ってみました。都会の真ん中に大きな森があるだけでも贅沢なのに、低層の素敵な建物がこんなにたくさんあるとは。マンホールにも「帝大 下水」と刻まれていて、並木も幹が太くて創立当初からあるのかなと思ったり、とにかく上下左右いろんなものがあって、雨でしたが傘をさすのももどかしくまばたきも惜しい時間でした。
(view from Toden Arakawa Line)
あとは都電荒川線に初めて乗りました。沿線の建物風景が本当にかわいかった。地方都市にはない建て込み感ですごく絵になりそう、描きたいかもしれない、けれど絵にするには何か足りないので(多分、自分の動機のような思い入れのようなものが)、いつか東京に住むことがあったら…かな…
新幹線の中で自分の今後の身のふりを考えて答えが出なかったり(全く不惑じゃない四十路)、家に帰ってから親の病気の知らせを聞いて悲しくなったり、高校の同級生たちに卒業以来ぶりに会って嬉しくなったり、もうすぐ50歳だけれど、その年その年いろんなことが起き続けるのだなと思う夏です。