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15Jun2018

tokyo station

次は東京駅を描いています。史上最高の線の密度です(当社比!)。なのでペン入れ後に消しゴムをかけるときに何とも言えないガッツポーズ感があります。

あ~続けて8時間くらい絵を描ける日がたまにあったらな。細切れの時間だとエンジンかかってちょっと集中できたと思ったらもうお片付け、です。

以前、小学校の図工の先生をされている方の個展に行った時のことです(フルタイムの仕事をしつつ大きな絵をシリーズで描けるなんてもうそれだけで才能です…)。

「山口さんは絵を描かれるので分かると思いますが、隙間時間はもちろん、一日の終わりに2時間あったとしても絵は描けないですよね。
『今日は一日、絵に使える日』のうちの数時間で集中して創作、ですよね」(=自由な10時間とか12時間あってはじめて、本当に創作できる数時間があるという意味。数時間あっても数時間分フルで本当の創作はできない)と言われました。

(油絵や日本画だと、道具をそろえてスタンドバイするウォーミングアップだけで、透明水彩の2倍以上時間かかりそうです。私の場合は呉竹水筆ペンという優れものの筆を使っているので、水入れ・バケツやぞうきんの準備すら要りません)。

なぜかその時「あ、ええ、はぁ、そうですね」みたいな返事をしてしまいました。「ホントそれが理想ですけど、そんな自由な日は10年くらい一回も無い」というのが現実なのですが、生活感のないアーティストっぽく見られたくて(?)見栄を張ったのか、「ここで水を差すようなことを言ったらあかん」と、またまた忖度(?)的な対応をしてしまったのか。

あとそう言えば、ファインアーティスト・パフォーミングアーティストで、その夢の本業だけで自分や家族が食べていける人はほんの一握りで、多くはアートとは関係ない副業とか副収入があります。が、それを表に出さない(後々本当に大成した後、または別の道に方今転換した場合にのみ「過去のバイト生活禄」を出す)のが不文律のようです。そういう点でも、村田紗耶香さんは「そのバイト禄で、デビュー」というのは快挙だったというわけです。

世間一般には、別分野で多岐に仕事をしていること(≒マルチタスキングが出来てマネージメント能力も高いかもしれないこと)は、違法とか脱税でもしていない限り、隠す必要はないのですが、アーティストの場合は「アートだけで食べていけるくらい、価値のある芸なんですよ」と見せないといけないのかもしれません。

 

 

 

 

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